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                         2010・7・12 午前中 中世の面影を残すシエナ観光

 
                                                                      (中世の建物が並ぶカンボ広場)
 
 シエナはフィレンツェからローマへ向かう街道の交差する交通の要衝であった。12世紀半ばから金融業を基盤とし発展し、13〜14世紀には多くの公共建築物や聖堂が造られた。中世は皇帝派の都市として、教皇派の都市フィレンツェ とと肩をならべ、幾度も激しい戦いが繰り返されモンタベルテイの戦いでは大勝利したが、ペストにより住民が激減し衰退した、1555年に敗北し吸収され街の歴史は幕を閉じた。現在のシエナの街全体は世界遺産に登録され、当時の面影を残す建物が多く保存されされている。
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シエナの街並   カンボ広場

 
 ツエナの中心にあるカンボ広場は貝殻型に広がり観光客の休息の場となっていているが、夏のバリオ祭りには裸馬での騎馬競技が実施され優勝者にはバリオ(絹の旗)が与えられる。

 正面には13〜14世紀に建築されたゴチック様式のレンガ造りのブッブリコ宮殿と高さ102mマンジャの塔が建ち周囲には中世の頃の建物が並んでいる。
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 ブッブリコ宮殿 カンボ広場 
 宮殿の装飾 カンボ広場の中世の建物と物売りの出店 

 
 ドゥオモ12世紀から14世紀末までの歳月をかけて建築されたロマネスク、ゴチック様式のきれいな建物である。外壁の大理石模様や上部の円花窓の周辺には40人の聖人を配置して見事である。内部の床は一面に大理石装飾であり、説教壇はニコラ・ピサーノ作である。
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  丘陵地にあるシエナの街は急勾配の坂が縦横して、狭い通りには中世の面影が残る石造りの教会や街並が続いている。

       庄福BICサイト                      ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂