【谷間のかくれんぼ】
深い大きな谷底です。
みどりいろのお日さん
迷子になっているお日さんみィつけた。 |
【ざぼん】
ゆらりゆらりと
ゆれてます
青い大きなざぼんです
影が消えますうつります
冬の日のさす裏戸です
一つちぎってはいります
学校帰りの子どもです
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【山羊(やぎ)とお皿】昭和15年「児童文化賞」
山羊は、一枚のお皿をもっている、 かけてないセトビキのお皿を 
いつのころ誰にもらったのか、山羊もしらない、皿もしらない
夜あけに目がさめると、かならずお皿が目にうつる、
白い一枚のお皿が、山羊の目に
ゆうかた、のらかえりの丘の道のぼったり、
山羊は一日はたらいてかえる
どこもここも夕焼けが赤々うつり、
山羊の家ではバラ色にそまった一枚のお皿が
山羊のかえり待っている。
(NHKより児童文学賞受賞) |
【かきの実】
つゆが しもに変わり、
しもは朝ごとに白くなる。
村のかきの実は、赤くうれ、
赤く、赤くうれ、
ひくい枝から、だんだんへっていく。
空は一日、青くすみ、
青く、青くすみ、
からすのむれが
ごまをまいたように飛ぶ。
そんな日が続き、
同じような日が続き、
こずえに残されたかきの実、一つ。
実は赤く光り、
赤く、赤く光り、
冬が来た信号燈のように、
村でいちばん早く、朝日をあびる。
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【おちば】
おちば おちば、
きの はっぱ。
やまの こざるが、
ひろったら、
おもちゃの おかねに
するかしら。
ならの き 、かしの き、
きの はっぱ。
もりの こりすが、
ひろったら、
でんしゃの きっぷに
するかしら。
おちば、おちば、
はっぱっぱ。 |
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【はるですよ】
わらびの 太郎が
目を さます。
わらびの次郎が
目を さます。
はるですよ。
はるですよ。
かえるの 太郎が
かお あらう。
かえるの 次郎が
かお あらう。
はるですよ。
はるですよ。 |
【しゃぼんだま】
しゃぼんだまは
にじの たまごだよ
おおきくなったら
そらで まっているんだ きっと
ガラスの ひこうきに のって
あそびに いこうね
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詩集や赤い鳥代表作集1〜6巻の出版物がある。
「三びきのこぶた」 「うみひこ やまひこ」 「かえるのあまがさ」 「おむすびころりん」
「まりーちゃんとひつじ」 「はなさかじいさん」「おとうさん」 「ね おはなしよんで」 「ねことごむまり」 「イルカにのったハーヨ」などの童話や
「日本の神話」 「やまたのおろち」など少年出版物多数残す。他に「小さな町の六」「青い鳥赤い鳥」など
多数の作品がある。
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【下庄小学校校歌】 作詞与田凖一 作曲細谷一郎
一、花かすむ山 ひがしに まどひらく町 瀬高よ
あかるい学校 手をくんで 手をくんで
足なみ そろえ すすむよ われら
下庄(しものしょう) 下庄 下庄小学校
二、風かおり野は みどりに 橋赤き水 矢部川
たのしい学校 声あげて 声あげて
こころも かるく きたえる われら
下庄 下庄 下庄小学校
三、空青く立つ けぶりと うず高く積む 生産
かがやく学校 よびかわし よびかわし
ゆたかに まなび はげむよ われら
下庄 下庄 下庄小学校
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. 【上庄小学校校歌】 作詞与田凖一 作曲平井保喜
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一、 暖かな 南国の 美しい南の国
わたしたちは ここに 生まれて
わたしたちは ここにうたうよ
なたねに すだつ ひばりの ように
上庄 上庄 小学校
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二、 しあわせな 南の町 美しい南の町
わたしたちは ここに 集まり
わたしたちは ここに きたえる
流れを のぼる 魚のように
上庄 上庄 小学校
昭和24年に校歌制定され昭和33年に郷土の与田凖一により校歌の作詞をされている。
そのほか筑後市立下妻小学校・小平市立小平第十小学校・茨城県石岡市立園部小学校・秩父市立影森小学校 ・碧南市立棚尾小学校の校歌の作詞がある。
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