庄福BICサイト  ポンペイ遺跡 後編

   
 凱旋門を出るとお土産や冷たい飲み物などを売っているストアがあり休憩できる 
 
 中央の祭壇(生贄台)にレリーフが浮き彫りにされている。人物配置、写実的な描写、
仕上げの細かさから、ユリウス・クラウディウス朝時代のもとされている。

 「フロントーネの家」裕福な家の食堂に描かれたフラスコ画
壁のフラスコ画
   


青魚の絵画

ポンペイ港で採れる魚や近くの塩田で精製される塩は
マリーナ門からポンペイの町へもたされた取引産物であった。
   
フロントーネの家にある犠牲者の石膏型   水道口(水呑み場)
 運び屋の看板  
   
  ローマ期のポンペイの邸宅には、床に雨水を貯める長方形の水槽が設置されていた。床はタイルのモザイクが施されている。 
 三叉路には水道場が  
   
 パン屋の焼き釜戸  パン屋の小麦からパン粉製造の挽き臼(ひきうす)
(四角い穴に棒を通して奴隷が引いた)
   
悲劇詩人宅の玄関先の 猛犬注意のタイル画  
   
   
   
 水道と水槽・一般市民が使用できた  フオーロ浴場の前にある居酒屋のカウンター
  ポンペイには男女別の3つの浴場ある。そのひとつフオーロ浴場の脱衣所には脱いだ衣類などを入れる窪みが壁に造られている
温水浴場は天井装飾や壁には男性像が施されている・公共浴場は健康や衛生のためだけではなく、情報交換や社交の場になっていた 
豪華な水飲み場の鉢の縁には、これを寄贈した人の名前と選挙の売込文があり、当時すでに議会政治が行われていた
 
 サウナで熱くなった体を冷ますための浴槽
冷水が注がれていたそうだ
暖かいお風呂のある大理石の浴室
 雲から姿を出した、ポンペイを埋め尽した ヴェスーヴィオ火山 秘儀荘(ワイン工場)
   
秘儀莊の所有者は紀元63年の地震で甚大な被害を受けたらしく秘儀莊を手放し、買い手は秘儀莊をブドウ農園として使ったようだ。
 
ブドウ圧搾機(復元品) 室内の装飾画と中庭
   
 床のタイル張り 室内のフラスコ画
部屋の壁にはポンペイ・レッドを背景に宗教儀式を行う人々が様々なポーズで描かれている。 
食堂の壁画は紀元前一世紀半ばの作で、イタリア全土に広まった酒の神ディオニュソスの信仰にかかわる「ディオニュソスの秘儀」秘密の儀式の様子が描かれている。この絵からここの建物を秘儀荘と呼ばれている。
左側の入信希望者の登場からはじまり、入信までの過程を結婚になぞらえて10の場面で表現している。この信仰は女性の信者を中心とし集団で酒を飲み、過激に踊り狂い、獣を八つ裂きにしたりする。儀式のあとは普通の女性に戻るという。
 左は黒い羽根をもつ神が案内役の女性のひざに体を半分出してうつぶせている入信者をむちでたたいてるところ。右壁は踊るサテュロス 窓際に描かれたキュウピットと女性像

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