庄福BICサイト 

   4日目
先日は休館だったので、食事前の早朝5時から朝靄のなか、待望の世界でもっとも美しい霊廟と呼ばれるタージマハールの観光に行く。早朝なのに人気スポットのここでは多くの観光客が集まっていた。

 この建物はムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン(1592〜1666年)ムムターズ・マハル(1595〜1631年)のお墓です。36歳の若さで亡くなった彼女の死をひどく悲しんだシャー皇帝が、彼女への愛を表現するために建設に着手しました。世界各地から最高の職人と貴石を集め、22年の歳月と莫大な費用をかけ、イスラム様式の壮大な白亜の霊廟を1653年に完成させました。

皇帝は晩年タージマハールの向かいに黒大理石で自分の霊廟を建て、両者を橋で結ぶ計画していたが、第6代皇帝の座を狙った三男アウラングゼーブ(1658〜1707)によリ、アグラ城の塔に幽閉されてしまう。理由は建築狂の皇帝の浪費を止める為とされている。結局皇帝は塔の中から7年間タージマハールを眺め、その生涯を閉じた。死後はタージマハール内のムムターズ・マハルの墓の横に葬られた。

 基壇の大きさは95m四方、本体は57m四方で、高さ67mの大ドームを中央に据え、その四隅に高さ43mのミナレット(尖塔)をかまえるタージ・マハル。大広間の中央に王妃の墓石と王の墓石と思しきものがあるがイミテーションです。遺体を安置した真の墓石はその直下の地下室にある。世界遺産登録は1983年。
      .
鮮やかな色のサリーを着たインド人の観光客が多い



正門の周囲にはコーランの文字が刻んでる


正門よりタージマハールをのぞく


定番の記念写真

記念写真スポット

靴を脱いで基壇に上がる


正面入口
貴石をはめ込んだ装飾・周りには図案化されたコーランの文字がはめ込まれている

PC加工画

廟基壇から正門を眺める

廟の入口



埋め込まれた貴石の模様と図案化されたコーランの文字(右端)が各所に使われている


PC加工画


高さ43mのミナレット(尖塔)

廟の裏側出口の広場
建設当時作業人の礼拝の為に建てた西側のモスク
東側にも同じデザインの迎賓館を配置
奥の茶色の建物は東側の迎賓館 裏を流れるヤムナー川
                      .
建物に埋め込んだ装飾石細工技術は受け継がれ工芸品として販売されている。  .

石装飾細工店にて

ホテル前にて

タージ・マハル廟の建設風景
(青山邦彦 画)
リンク
 タージ・マハルの観光を終え、ムガール帝国がアーグラから遷都したデリーの首都圏に向います。 
アーグラにて 馬車 3輪自転車・インド綿を積んでいる? 公道を歩く牛飼い

 インド・デリー観光ラールキラーとフマユーン廟とクトゥブミーナール